ふと思い立って久しぶりにレンズをElmar(エルマー)90mm f4に変えて散歩。
いつもカメラに付けっぱなしのSummicron(ズミクロン)50mm f2.0を外してこのElmar90mmをセットすると、自動的に(というかもちろん機械的に)ファインダー内の50mm用ブライトフレームの内側に90mm用のブライトフレームが現れます。
M3はレンジファインダーカメラゆえにファインダーの倍率はレンズを変えても常に一定なので、セットしたレンズの焦点距離によって写る範囲を示すブライトフレームが広がったり狭まったりします(といっても50mm、90mm、135mmの3パターンのみ)。
個人的にはこの超アナログな機械的機構が結構好きなのですが、90mmのブライトフレームはファインダー枠いっぱいに広がる50mm用のそれの内側中央にとても小さく鎮座しており、いつ見ても「小さッ!」と思います。
実際に撮るとなっても不慣れなせいもあり思うようにフレーミングが出来ませんでした。
その日は消化不良気味のまま撮り切ったフィルムを現像に出しましたが、あがってきたネガを見て「お!?、90mmもなかなかイイかも」と。。
その場の"空気感"を写すには35mm。
自分の"見たまま"を写し取るには50mm。
そして90mmは"写したいものを写し取る"のに最適という感じです。
しばらくはこのElmar90mm f4を使ってみようと思います。
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