いつも鞄に入れて持ち歩いているOLYMPUS TRIP35。
仕事の移動中などで気が向くとふと取り出してシャッターを切っています。
主力機のLeica M3ではいつも”フィルムはその日に撮り切る”ようにしているのですが、こちらは正に気の向くまま。
そんなTRIP35のフィルムカウンターが先日「36」になりました。
フィルムを装填したのは確か1ヶ月くらい前だったか。
「一体どこで何を撮ったかなぁ…」とちょっと曖昧な記憶を辿りながらクルクルとフィルムの巻き上げレバーを回す…。
最近、M3でもTRIP35でもこの"クルクルとフィルムの巻き上げレバーを回す"という時間がとても楽しく感じます。
撮影した場所やその時の光の状況を思い返したり、また自分の視神経を介して感じたその光の強弱が、レンズを介してどうフィルムに写し取られているか…を想像してみる。
もちろん結果はネガの現像が上がってくるまでのお楽しみ。
この手間暇こそが味わいというもの。
世の中、何も効率だけが"正"ではないのです。
というわけで12月でもブログタイトルは実際に撮影をした「11月の雨」。
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